カナリアの飼い方
平均寿命 : 10年ぐらい
標準体重 : 12~30g 標準体長 12~21cm
カナリアは鳴き声がきれいな鳥として有名です。16世紀の初頭より欧州において盛んに飼育改良され、いろいろな種類のカナリアが作出されました。
種類としては3種類に大別されます。
◎鳴きカナリア:主にローラーカナリアが有名です。
◎スタイルカナリア:巻毛カナリア、細カナリア等があります。
◎カラーカナリア:赤カナリア、レモンカナリア、オレンジカナリア等があります。
巣引きを目的に飼う場合は、庭箱と呼ばれる木製かごが最適です。鑑賞用として飼う場合は、金網製のかごでもかまいません。
種類は皮付きとむきえさがあります。どちらを与えてもかまいませんが、小鳥は皮付きの方を好んでよく食べ、栄養もあります。
赤カナリアやレモンカナリア専用のえさです。与えないと赤色や黄色が退色してしまう為、きれいな色を保つため換羽期前に与えます。
好んで良く食べます。配合飼料の中にも含まれていますが、ボレー入れで別に与えると良いでしょう。ボレー粉も別に与えます。
青菜を水で良く洗って与えます。青菜の種類は何でも良いですが、ねぎやほうれん草などのアクのある野菜は避けて下さい。特におすすめなのは小松菜や大根葉です。
◎毎日えさの殻を取り除き、新しいえさを加え、水を換えてやりましょう。
◎鳥かごのそうじは毎日行い、いつも清潔な環境で飼いましょう。
◎月に1度、鳥かごを熱湯消毒してダニや寄生虫の発生を防止しましょう。
◎水浴びが出来るように容器を用意しましょう。
◎ビタミンDを形成させる為に1日15分以上の直射日光を避けた場所で日光浴をさせましょう。
◎日が暮れたら静かな場所で休養させましょう。
カナリアのオス、メスは肛門部で見分けます。肛門部が突き出ているものがオスで、出ていないものがメスです。歌をうたう様にさえずっているものであれば、オスに間違いありません。
カナリアの巣引きは主に春先~初夏にかけて行います。年に一回が基本です。基本的に毎年繁殖可能ですので譲り渡す方を事前に見つけておくなどして計画的に巣引きを行うようにしましょう。
●用意するもの
・皿巣
・擬卵(木やプラスチックでできた卵のフェイク)
・卵黄粉
・庭箱(木でできた鳥かご)又は大きめの鳥かご
まず12月中旬にメスだけを熱湯消毒した庭箱に入れ、発情を促すために卵黄粉を与え始めます(オスのほうが早く発情するため)。1月初旬から別のかごで飼育しているオスにも卵黄粉を与えて、1週間後、おのおののかごを近づけて相性及び発情状態を確認し、問題がなければオスのカナリアも庭箱にいれます。庭箱には皿巣を設置し巣草もいれておきます。発情を促すために卵黄粉をボレー入れ等に入れて引き続き与えます。毎年繁殖は可能ですので、もし生ませるのであれば計画的に行うことを勧めます。
やがて産卵がはじまり、毎日1個ずつ5~6個産みます。卵黄粉は卵を4個産んだら中止します。この時産んだ卵を毎日擬卵とすりかえ、5個産み終えたら再び全部の卵を巣に戻します。こうする事により一斉にヒナが孵り育ちやすくなります。擬卵とすりかえるときはスプーンなどを使い、決して手で触れてはいけません。人間の臭いがつくと抱卵しなくなります。すりかえた卵は、小さい箱にティッシュを細かく切ったものを入れその中に保管すると良いでしょう。
抱卵期間は、14~15日ほどです。カナリアはメスのみが排卵をします。排卵が始まったらオスは別のカゴに移動しましょう。
孵化後21~23日もするとヒナは巣立ちを始めます。巣立ちして2週間位で別のかごに移してあげましょう。
肥満・卵塞・風邪・肝臓疾患など
人と動物の共通感染症としてオウム病・鳥インフルエンザ・ウエストナイル熱などがあります。予防方法としてはとりかごや他の飼育用具をこまめに掃除を行いましょう。口移しで餌を与えたり、餌を与えるスプーンなどの共用はやめましょう。また、定期的にとりかごや飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。また鳥と遊んだあとは、手洗いを必ず行いましょう。
動物愛護の精神・日本での在来種の保護の観点から動物愛護管理法・外来生物法・種の保存法・鳥獣法などの法律が日本では制定されています。特に動物愛護法では、お客様が一度飼われたペットを一生涯大事に責任持って飼い続けることなどが定められています。
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